


量産されたリアル・レーシングカー
ミッドシップ・リヤドライブ方式を採り、ガルウイングドアが選択された軽自動車『オートザムAZ―1』。本書は現在でも人気のこのモデルについて、その開発背景やメカニズム詳細などをまとめた本邦初の専門誌である。"なぜショーモデルのリトラクタブルライトをやめたのか"などを語った「開発責任者インタビュー」や、「バイヤーズガイド」「開発中のデザイン画/クレイモデル紹介」「設計思想に迫る描き下ろしマンガ」などで構成。
開発責任者に広島マツダ本社でインタビュー。「このクルマにはリトラクタブルは必要ないんです」として、着任初日にショーモデル・AZ550で特徴的だったヘッドライトを変更した真意とは?
ショーモデル・AZ550の、さらに前段階から振り返る『デザイン変遷』。ごく初期のモデルでは通常位置にヒンジがあったと思われるものも。
M2 1015やCARAなども含めた全バリエーション紹介コーナーも。
車両全容を紹介する『アウトライン』では、マツダ社内の通常プロセスとは異なる過程で企画が承認され、開発にゴーサインがかかった経緯にも触れる。
豊富なイメージカットも収録。
CS放送でもおなじみのWRCジャーナリスト・古賀敬介氏によるAZ―1評は、「グループBマシンをはじめとする頂点のモータースポーツ車両と設計思想が同一だ」とするもの。ランチア・デルタS4らの具体例を挙げて解説する。
おなじみエンスーマンガではAZ―1とマクラーレンF1の共通点に迫る。
超レアな『タイプ―L』のものも含むカタログ紹介ページ。
バイヤーズガイドも収録。
メンテナンスガイドは現在乗っている人はもちろん、これから買う人にも意義ある内容に。
このほか、好きが昂じてAZ―1のパーツを「車両3~4台は組める」ほど所有しているオーナーの話や、描き下ろしAZ―1vsライバルズマンガなども掲載。