しかっり読める、趣味のクルマ本 株式会社エンスーCARガイド
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本国ではまだ売ってます

※今回のブログもエンスーCARガイドホームページの前身『STRUTホームページ』の、さらに前身の『イタフラ自動車ホームページ』というサイト(現在は閉鎖)に掲載されていたものの転載です。

「非エンスー系のクルマ好きに対して、エンスー車を(思い切り偏って)紹介する」というコンセプトの記事でした。

今回は先代プント・フェイズ2(マイチェン後)編です。

punto.jpg

 プントってのは今や、けっこうアレなポジションにあるクルマだと思うなオジさんは!

 んー、だって冷静に見てこのクラスのデザインヤンチャ王はもはやプジョー206だし、シトロエンC2もいるしね。いかにも輸入車な外観の2台ですよねコレらは。ちょっと見方を変えて国内を見回すと、実直なコルトやヴィッツに隠れてウイルVSとかViとか、最終兵器サイファもいるわけで...サイファ! ミギャー! 育てるクルマ! 顔が怖いよ~、育てたくないよ~...ハッ!(と、夜中に汗びっしょりで起きて絶叫)「サイファはヒドイ!」ってな鬼デザインのクルマもいるわけで。

 んじゃあそんなコンパクトカー戦国自衛隊時代に、プントはどういう風に乗るべきなんでしょうか。

 これはもう絶対に「ラテンの国イタリア」という冠詞をつけるしかありませんねえもうイヤらしいほどに。買うなら絶対に色は黄色、百歩譲って赤でして、決して実はとってもオシャレな濃紺や黒メタは避けていきたいですね。「ですね」って俺はどんなキャラ演じようとしてるのかわかりませんが、そんな感じです。で、納車のその日から急にいつもの月極駐車場は怪しいムードに包まれます。なぜならその謎のド派手カラーの、でもつつましい大きさの小型車は、意味もなく枠からハミ出して駐車したり、窓は開け放してあったり、ときには全然借りてない場所に停めてあったりするのです。さらには隣の車にバンパーをあてて停めてますし車内にはオリーブオイルとバラの花。そう、これこそ一般人がステレオタイプで持っているイタリアンイメージ!

 事件です。平和な町に突如やって来たイタリア。一戸建てにノアとスターレットソレイユを押し込んで安心しきっていた町にイタリアがやって来ました、それも一見、フツーのカタチをした小型車なのに。

 こういう風に乗るとハマりますね現行プントは。特に写真のマイナーチェンジ後モデル。実際、どこにでもいそうなフツーのカタチに見せかけてデザインは非常にハイレベル。内装デザインもフツーに見えて、実は日本車では到底なし得ないような造形です。さらに内外の色選びや組み合わせのセンス(濃紺ボディにワインのELXなんて泣いちゃいますよホント)。乗ってもペダル類の位置関係のおかしさ以外は特に違和感ないのに、でもやっぱりエンジンが速い...ほーんと「俺サイズのイタリア」を実感するにはいいクルマだと思います。

 というわけなんで、是非プントをシクヨロ!

(御殿場秀彦)