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i-MIEVもエボ流儀

 ついに三菱がピュアEVのi-MIEVを発表した! のはちょっと前のニュース。「一充電での走行距離は現実味のある160kmの長距離を達成」「最短30分で急速充電が可能」「補助金を使えば300万円ちょいで買えるリアルな価格設定」などなど、いやあ本当に三菱は真面目に作ってえらいニャーと近所の猫も噂してましたよ。

 だがしかし、クルマ好き諸兄としては正直「すんません、あんまり興味ないです環境」な気分もあるんじゃないでしょうか。私もそうです。でもね、でも。三菱の作るEVって、昔っからひと味違うんですよ。なんというか、端的に言うと「馬力最高! あと、なんぴとたりとも俺の前は走らせない!!」な感じで電気自動車を作ってるんです、これが。

 たとえば1998年に製作したFTOベースのEVでは、当時、いかに航続距離を伸ばすかに開発の主眼が置かれる中、なぜか三菱は「最速、最速、最速!」の称号を目指して猪突猛進。見事最高速度186km/hを達成したのです。で、東京モーターショーに展示してこうアピール。
ナンバーが付いている電気自動車の中では一番速い」(三菱の解説担当者)

 すばらしい! やっぱ速度だよな!! こうして速度とパワーに魅せられた三菱はその後も、EVのベース車にWRC王者を選ぶという掟破りを実行して『ランサーエボリューションMIEV』を製作するなどして、我々クルマ好きのハートをむんずと掴んできたのでした。

 そんなわけですから、ついに市販となったi-MIEVだって、まるで爽健美茶のようなカラーリングにだまされちゃあいけないんです。よくよくスペックを見たら驚きますよ。だってね、i-MIEV発表の直前に突如発表された『スバル・ステラEV』の最高速は100km/hなんですが、三菱i-MIEVときたらなんと130km/h! やっぱりここでも最高速を突き詰めてきてるんですねえ。さすが三菱! この調子でランサーエボリューションMIEVを市販化したら、ブガッティ・ヴェイロン超えを狙って来るような気がする。

(御殿場秀彦)